モノたちの居場所
先日リサイクルショップへ行った。
新しい持ち主が見つかるといいのだが。
家の片付けを進めるために、もう使わなくなったモノたちを持ってきた。
家電は7年、コピー機は3年など、引き取ってもらうにも条件がある。
引き取ってもらえないものはまた持ち帰る。
査定の時間、お店の中をぐるりと回った。
靴、時計、服、バッグ、靴下、小物、ありとあらゆるモノがひしめき合うように置いてあった。
新品のものもあるが、もうくたびれてしまったものもたくさんあった。
使えるのに使わない。好みじゃない。頂き物。
まだ使えるけど、使わなくなった。
理由は色々あって、集まってきたものたちの居場所になっていた。ただ並べてあった。
居場所があるのは、収入になっても、ならなくてもありがたいことである。
不要になった物を捨てずに引き取ってくれる。
使えるモノを捨てるのは、少なからず罪悪感が生まれる。そして、もったいないと言う気持ちもある。
自分で捨てずに置いておける場所に持って行くことで、気持ちも軽くなるからだ。
うまく回ってくれるといいのだけれど。
でも中には、破れてしまった服や、かなりくたびれた靴などもある。判断基準は人それぞれで、気持ちも人それぞれだろうが、なんでも持って行くの少し違うと思う。次使う人が気持ちよく買えるように、破れてしまったり、汚れて気持ちよく使えない物は、持って行くべきではないと思う。それがマナーだと。
処分にお金がかかったとしても、それは、それまでのお世話になったお礼として、自分で処分するのが、大事なんじゃないかと思った。
私は今回シンセサイダーと、アンプを持ってきた。バンドに憧れて学生の頃に購入した。
キレイに使っていた。音の確認もした。
使わないで何年もクローゼットの中で眠っていた。思い出はあるけれど、もう使わない。
使ってもらえるなら誰かに使ってもらいたい。
そして少しでも、家の中をスッキリさせたい。
そんな思いで持ってきた。もし引き取ってもらえなければ、「お帰り」と言って、持ち帰るつもりだった。
買取金額を聞き、それでよければ、サインをして取引成立。「ありがとう」と一言。
サインをする時、ちょっと寂しくなった。
けど、片付け片付け!
以前、断捨離したら、宝くじが当たったなんてマンガを読んだ事があるけど、本当かな?
家の中をスッキリさせて、居心地の良い空間を作ろう٩(^‿^)۶