樹齢1000年、野間の大けやきを見てきました。
大阪の最北端、豊能郡の能勢町にある野間の大けやきを見てきました。
幹幅約14m、高さ約30m、昭和23年に国指定天然記念物とされています。
もとは、「蟻無宮」という神社の御神木だったようです。
樹齢1000年以上と推定される、巨木はそこに悠々と立っていました。
静かに、深く、大きく、どっしりと。
その存在は厳かで、神様がそこに宿っているかのようでした。
地面に大きく根を張り、四方に枝を伸ばし、
1000年も生きてきた生命力とその力強さを感じました。
幹の中央部分は、腐食しないように切り取られ治療されていました。
季節が冬ということもあり、葉のない老木は寒々とし、どこかさみしい様にも見えました。
1000年もの間、この地で人々の暮らしを見守って生きて来た。今も尚、このコロナ禍にあるこの世を見守り続けている。
何も言わずとも、そこに存在するだけで、
何かしらのパワーを感じさせる立派な巨木でした。
すぐ横には、けやき資料館もあり、けやきに関する資料や、能勢の資料など展示してありました。
それともう一つステキな事がありました。
野鳥を楽しむおじさんたちが、望遠鏡を設置して、観察されていたので、少し覗かせてもらいました。
見たことのないキレイな鳥がレンズの中にに見えました。小さくて丸くて、ぷっくりとしてて、少し赤い部分があって、とてもきれいな羽というのか、毛並みというのか、感動してしまった。野鳥を探して眺めたり、写真に撮ったりすることの、魅力がすごく分かった瞬間でした。
ここでは毎年4月下旬〜7月下旬に、フクロウ科の渡り鳥アオバズクにも会えるそうです。
その頃には、けやきにも青葉もあって、また違った顔が見えるのかもしれません。
機会があればまた訪れてみたいです。