アラフィフのほっこりブログ

好きな場所、日常の小さな気付きなど、つづってみたブログ

義父との時間

そろそろ、「お父さん」と呼ぶべきなのかなぁ。

結婚して直ぐに子どもができて、それぞれの親の呼び方は、おじいちゃん、おばあちゃん。子どもには分かりやすい。

若くして孫ができたおばあちゃんは、まだおばあちゃんと呼ばれたくないので、「ママちゃん」と呼ばせたり、直接名前で呼ばせたりしている。

ウチはどうか、ふたりとも自覚して、おじいさん、おばあさんと各々が言っている。

まぁ年相応なのだが。

子どもたちは2人とも20歳を超えた。

 

このまま、私も「おじいちゃん」と呼んでいていいのだろうか?

義父はどう思っているのだろう?

男性はそんなに深く考えないのかなぁ。

 

義母は、3年前に亡くなっている。

幼い頃に母親を亡くした私には「お母さん」と呼べる人は義母だけだったのに、結局呼べずに他界してしまった。

 

義父は数独が趣味で、超難題を日々解いている。

朝から晩まで、三食の食事とテレビと数独でほぼ毎日を過ごしている。

たまに病院と銀行、月に一度の散髪以外出掛ける事はほとんどない。

一日中リビングにいるので、以前は鬱陶しい存在だった。

 

が、最近はとても仲良く話せるようになった。

私が半年くらい家を留守にしている間に、

ゴミ出しや、洗い物、家計などをずいぶん助けてくれたのだ。私の価値観も大きくかわり、本当に大切なものが何かがわかったような気がしたのだ。

 

以前の私は愚痴ばかり言っていた。三度の食事の準備や、洗濯お風呂、病院送迎など、嫌で仕方なかった。主人は単身赴任で家に居ないのに、なぜ義父のお世話ををしなければいけないのか。と、

だけど、義父は、私や孫たちにのする家事には文句一つ言わず、むしろ感謝してくれていた。

そして無償の愛で私たち家族を支えてくれたのだ。本当に感謝しかなかった。ひどい嫁だっだと反省した。

 

朝日新聞の土曜日に入る別紙be版に、クイズが載っている。毎回数独を義父が先に解いて、その後私が挑んでいる。超難題を日々解いている義父からすると、新聞に載っている問題なんて、簡単に解けてしまうのだが、それを解いて私に答えをくれるのだ。

私が解けたら、応募するのが習慣になっている。

野球や相撲なども一緒にテレビで観戦したり、

義父との時間を大切にしている。

色んな話をする中で若い頃の経験や、仕事の話など今ではあり得ない話など聞くのは面白いし勉強にもなる。年の功だあー。

 

気付いて良かったと思う。義父は今83歳、まだまだ元気でいてほしい。もっともっと色んな話をしようと思う。まだまだ数独も一緒に解きたいと思う。

足腰が弱ってきたら、お世話しようと思う。

いつか「お父さん」と呼んでみようと思う。

今はまだなんとなく恥ずかしいけど。

いつかきっと呼んでみようと思う。