アラフィフのほっこりブログ

好きな場所、日常の小さな気付きなど、つづってみたブログ

国立国際美術館

静かで窓のないその空間に入ると、そこだけの空気が流れ、これから2時間くらいのゆっくりとした時間が始まる。薄暗いその壁にインパクトのある大きな絵画が掲げてあり、照明に照らさら、まるでそこに存在しているかのように、こちらを見ているのだ。

今回のウィーンモダン展は、入ってすぐにマリア・テレシア(マリーアントワネットの生母)と、皇帝ヨーゼフ2世の2枚の絵が飾られており、美しく優雅な姿が、色あせることなくこちらを見つめている。

そしてそこから、時代の背景を感じながら、ゆっくり観覧して行く。

 

歴史にはあまり詳しくない、そして絵心がある訳でもないのだが、なぜか引き込まれていくから面白い。人それぞれに感じ方があるように、一つの絵をみても、様々で、インパクトの強い絵、印象に残る絵、何を描いているのか分からない絵、力強い絵、線の細い絵、面白いと感じたり、面白くないと感じたり、歴史を勉強して、流れを分かっていれば、更に楽しめるのだろうが、分かっていなくても、そんなことは関係なく、ただのそ美術館をゆっくり観覧する時間を大切にしているのかもしれない。

忙しい日常から離れ、自由に観る。異質な空間へ行ける近道なのかもしれない。色んな美術館がたくさんあって、年間幾つもの作品が世界中から集まってくる。見ないともったいない。そんな気がする。

友人とのいつものコースだ。美術館の近くでお洒落なランチ、そして、観覧をして優雅な時間をたのしむ。2021年には国立国際美術館の向かいに、今建設中の中之島美術館が開館する。さらに美術館への楽しみが増えそうだ。

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